プロが絶対採用しない外構デザイン3選

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こんにちは!

現役エクステリアプランナーの『deco』です。

外構デザイナーとして14年経ちました。14年経ってくると、採用しないデザインがいくつかあります。使いにくそうな外構だったり、めちゃくちゃ汚れている壁や、敷材、昔は綺麗だったんだろうなという外構を街を走っているとよく見かけませんか?

その使いにくさ、その汚れ、そのお手入れ、デザインで解決できたりします!

例えば、そもそも汚れが乗らないような設計することもできますし、コーティングをすることもできます。費用と効果、美しさの兼ね合いの調和がとれていることが、良いデザインです。

外構大好きなdeco
外構大好きなdeco

お手入れが大変なデザインや、劣化がひどい素材もあるんやで。

新築外構検討中 ウサギ
新築外構検討中 ウサギ

安くて、今が綺麗であればいいんじゃないの?

外構の素材は色んな種類があります。外構工事は、10年、20年と付き合っていく必要がありますよね。その素材がどんな材料なのか、劣化を防ぐために必要なデザインもあります。

ではどんなデザインがNGで、どんな対策ができるのか一緒にみていきましょう!

プロが採用しないデザインはコレだ!!!

デザインで将来起こりえる良くない可能性をなるべく減らしてこそプロだと思います。

私がデザインしてきて、要望がなければ絶対に提案しないデザインはこの3つです。頭の片隅に覚えておいてもらえたら嬉しいです。

①笠木を付けない塗り壁

塗り壁って素敵ですよね。私も好きでよく採用します。タイルよりも安価で、やわらかい雰囲気ですが、どうしても汚れが付きやすいんですよね。汚れが付きにくくするための笠木という部材があります。もっと笠木の重要性を覚えてもらえると嬉しいのですが、施工するのが面倒だからという理由で嫌われてしまったりします。

②真ん中をくり抜いた駐車場

車が乗るところだけコンクリートにする施工方法は昔からありますよね。オシャレのために、という事であれば、好き嫌いがありますのでお好みの形で大丈夫だと思います。予算を下げるためにということであれば、あまりお勧めはしません。だって使いにくいですもの。

結構多いのが、数年後に真ん中もコンクリート打って欲しいというお話をよく聞きます。

なので最近では、要望があったとしても、真ん中まで打設した方がいいですよ!って伝えています。

③伸びすぎるシンボルツリー

種類を選ばないで植えたり、どれぐらい伸びるのか知らないまま地植えしてしまうと、最悪手が付けられなくて伐採する可能性もありますよね。とても広いお庭であれば、大木になっても何も問題ありません。住宅街で、住宅よりも大きい植木を植えたら、倒木の危険もありますし、落ち葉の問題もありますよね。

大きな植木は憧れますが、シンボルツリーも10年や20年一緒に育っていきますので注意が必要ですね。

お勧めできない外構デザインには理由があります

笠木がない塗り壁のおすすめできない点

笠木があると、壁の上の汚れは、壁をつたわずに地面に落ちていきます。笠木がないと壁をつたって汚れと雨が落ちていきます。塗り壁が汚れる原因はこれです。もしデザイン的にどうしても塗り壁に笠木をつけたくなかったら、塗り壁にコーティングしましょう。汚れる速度がだいぶ変わりますよ。

実はもう一つ理由があります。

塗り壁にする場合壁の素材は何を使っていますか?ブロック塀ではありませんか?上部から吸い込んだ水は、壁の表面にでてきます。汚れというよりも、内側から水分が放出されようとすると、壁自体の劣化が進む可能性があります。

笠木を付けることで、上部からの給水がなくなり、ブロック塀の劣化も遅くなりますので、できる限り笠木を付けたデザインをお勧めしています。

私は、塗り壁なら100パーセント笠木を提案させていただいています。

真ん中のコンクリートない駐車場 おすすめできない点

真ん中にコンクリートがない場合、砂利を入れることが多いと思います。オシャレのために芝生を入れる人もいるかもしれません。でも、駐車場に駐車する時って、意外と真ん中を踏んでしまうんですよね。砂利だったら、じゃりじゃり音が気になってきたり、芝生だったら、土が沈んでしまうかもしれません。砂利や土がコンクリートの上に移動してしまうかもしれません。

動いた砂利や土をもとの位置に戻したり、新しく足したりする必要がでてきたら、結構面倒ですよね。前もってデザインを考えればその必要もありません。

一部コンクリートを減らした分の金額は、将来のことを考えたらペイできる金額になります。今安いことを最善とするのか、将来を見越してデザインするのか、私は後者を選びます。

伸びすぎるシンボルツリーのおすすめできない点

伸びすぎるシンボルツリーはおすすめできません。比較的常緑樹に多いのですが、樹高が非常に大きくなる植木もあります。15mになります!っていう樹をお庭に植えるのは怖いですよね。なるべくなら、自分で剪定できる範囲で検討するのが最適だと思います。外構屋さんは、植木の知識がない方もいられますので、注意が必要です。

私がこの仕事を始めた頃に人気だった植木があります。

『シマトネリコ』という樹です。この樹を植えてはいけないという意味ではありません。

シマトネリコは、成長が早く、葉も多くつき、目隠しや日陰を作る役目に適した植木です。という事は、樹は大きくなりますし、剪定しなければボサボサになってしまう植木なのです。なので最近では、撤去のご依頼が多くなっている樹です。うまく付き合っていける方は、剪定して適度な大木をキープしています。

大きくなる樹を植えるな!とは言いません。大きくなる樹ということを理解した上で、付き合っていけるかどうかが重要です。

まとめ

塗り壁にする場合は、笠木をつけよう!

駐車場を予算のために真ん中をくり抜くはやめよう!

大きくなりすぎる植木は、付き合っていけるかどうか考えよう!

デザインは誰に相談したらいいの?

まず、自分で外構屋さんを探す場合、自分で何社か電話して、アポとって、要望を説明してという作業を続ける必要があります。時間と労力がかかって、へとへとになってしまいますよね。知り合いからの紹介を受けるとしても、一社だけではデザインも、見積もりも本当にこれでいいのかわからないということが多いのではないのでしょうか。

優良外構業者だけの一括見積がとれるサイトがあります。

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現役エクステリアプランナー
現役エクステリアプランナーで、外構工事歴15年。エクステリアが好きで、エクステリアで幸せになる人を増やしたい。
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